2005年01月29日
パリ3日目:クリニャンクールの蚤の市
パリ3日目。今日は地下鉄に乗ってクリニャンクールの蚤の市に出かけよう。
このイベントは土・日・月曜日だけの7時から19時に開催されるフランス最大の蚤の市である。
このマルシェの目玉はアンティーク商品である。狭い路地の両側に数千件の店舗が展開されてい
初めてのフランス・パリのメトロに乗る。切符買うのも行き先確認するのも初めてだが、妻は以前パリのレストランに料理の修行(見習い?)に来ていたことがあるので、何かと詳しい。フランス語もけっこういける。
クリニャンクール駅で降りて徒歩。
店先ではアンティークの家具やグッズ、カトラリーが所狭しと並べられている。
掘り出し物を探して丹念に見て歩くのがおもしろくて飽きることがない。
クリストフルの銀製品がずらりと並ぶ。値段もやはり高価だ。
銀食器のショーケースから目が離せない・・・。
そんな中で、運命的なこの店と出会う。
この店のショーケースの中には、19世紀のコルクスクリューやソムリエナイフがずらりと並んでいた。財布と相談しながら選び抜いた2つがこれ。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで大金をはたいて購入。
店のおばちゃんと話しをしてなんとか負けてもらう交渉成立。
実にノリのいいおばちゃんであった。
これらのアンティークなコルククスリューが掲載されている本を、店のおばちゃんが見せてくれた。
様々なコルク抜きが乗っていて、今日購入したタイプもまさに19世紀の道具として掲載されている。
スクリューの形が現在のものと違っていて、見れば見るほど親しみがわいてくる。
結局、蚤の市には半日以上費やしてしまい、地下鉄でホテルに戻ったのはお昼をだいぶ過ぎてからであった。
地下鉄の駅には売店がいろいろあっておいしそうなものを売っている。
今日のランチはそこで調達。
3種のチーズの入ったキッシュと、ミックスサンドイッチ、そしてフランスで最もポピュラーな飲みもの、オランジーナ。これはオレンジの果肉入り炭酸ジュースで、けっこう美味い。(後日記2012.8.31:オランジーナは2011年あたりから日本でも販売されています。)
お腹を満たした後は、またまたデパートとメゾンでみやげ物のショッピング。みやげ物のはずが自分用にもかなり買い込んでしまう。
そして今夜のディナーは、ホテルから予約しておいたワインバー・レクリューズ(L'Ecluse)。マドレーヌ地区にある店で既に店内は満員だった。客はみんな地元パリジャン&パリジェンヌ。地元の人でにぎわっている店を満喫してしまおう!
窓際の席に通された。ワインバーというだけあって、レストランとは異なってわいわいにぎやかな雰囲気。
地元の飲兵衛たちにまざってさっそくワインと料理をオーダーした。この店のメニューは日本語で書かれていて写真もついているのでわかりやすい。
ここでもやはりまず最初にパンがどっさりと出てきた。
ワインは、昨夜に続いて今夜もメルロー。ポムロールのシャトー・ボールガール1999.
料理は牛肉のカルパチオ、オリーブオイルとレモン風味。この店の自信作らしいのでさっそく注文。
うわっほー!美味い!!美味すぎる!!なんだこの美味さは!!!
牛肉が非常に美味く、レモンと塩・胡椒だけでとってもおいしい。思い出してもヨダレがでる一品であった。
お次は、ホウレンソウとシェーブルのパイ包み。ホウレンソウは日本で食べるのと違って野草的な味わい。シェーブルの野生的な香りと共にクセのある味わいだ。
まだお腹にスキマがあるのでもう一皿。マグロのシヴェ・シチュー、マカロニ沿え。この店のオリジナルで、オニオン、茸と共に煮込んだものだ。
これがまた極めつけの美味さ!!
世の中にこんなおいしいソースがあったとは!!!。
このソースをからめたマカロニまでもが極上に感じられた。
そしてデザート。ヴァニラ・キャラメル・洋梨のアイスクリーム。
シメはやっぱりエスプレッソ。
この店は全ての器に店名が入っているのが印象的だった。
地元住民で活気にあふれるワインバー、レクリューズは、料理もとびきり美味しい素晴らしいお店でした。
非常にいい気分でお店を出て、隣にあるマドレーヌ寺院のライトアップされた神々しい姿を見ながら、ホテルまで歩いててくてく戻った。
パリはいい街だなぁ。
Posted by Winedays at 23:28│Comments(0)
│フランス