2005年01月30日

パリ4日目:世界遺産モン・サン・ミッシェルへ

パリ4日目:世界遺産モン・サン・ミッシェルへ
今日はパリ市内から日帰りでモン・サン・ミッシェルまで行くことにした。
朝7:30出発の高速バスに乗るため、早起きである。

この時期パリは夜が長い。夕方18時にはもう真っ暗になり、朝は8時過ぎてもまだ暗いのである。朝7時過ぎはまるで日本の早朝5時くらいの感覚。しかも気温は氷点下。

バスにゆられること4時間半。車窓には世界遺産モン・サン・ミッシェルが!
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海の砂地に浮かぶ神秘的な修道院。
8世紀に、アヴランシュの司教であった聖オペールが、夢のお告げでこの地に修道院を建てたという。
満ち潮のときには周囲は海に覆われる。

モン・サン・ミッシェルを見渡すレストラン RELAIS ST-MICHEL でランチを。
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食前酒は、道中通ってきたノルマンディ地方のリンゴの炭酸入りのお酒、シードル。CIDRE BOUCHE DE NORMANDIE, PRODUCTIONFERMIERE, 0RVAIN PASCAL
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このシードルは辛口で、酵母の香りがするためビール感覚で飲めるなかなかおいしい飲み物であった。

前菜はノルマンディー風サラダ。生ハムとキャベツなど。
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ふんわりオムレツがこの地方の名物だとか。プレーンオムレツなので玉子焼きのようなものだった。フライドポテト添え。
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すごい量のアップルパイ。普通に食べる2倍くらいのボリュームがあった。
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食事の後、バスはモン・サン・ミッシェルの間近まで行ってくれた。
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我々はモン・サン・ミッシェルを登っていく。
てっぺんまでいけるとのことだ。
見た目にはけっこう高いのでちょっとした登山になるかと思ったが、意外と短い道のりでいける。

階段を登って修道院内部を観光することができた。
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日本語を話すフランス人ガイドさんの説明を聞きながら中を一周。
ここは、ゴシック様式とロマネスク様式が融合した建築様式からなり、そのことが歴史文化的に大変貴重なのだそうだ。
てっぺんにたどり着くと、庭園が広がっている。ここは修道僧たちにとって天国を意味するとのこと。
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いたるところに彫刻がほどこされた世界遺産見学は圧巻だ。実は観光客が入ることが出来ない部屋があり、そこでは今でも修道院として人が住んでいるらしい。

下山路は海を見下ろす広大な光景。今は引き潮なので海までの距離が10km以上あるが、今夜8時くらいには周囲が海で囲まれてここは孤立するらしい。

これが、モン・サン・ミッシェルの全景。
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観光バスがたくさん。。。日本のモード学園など団体がきていて、実は日本人だらけであった。。。

バスはパリ市内に向かう。帰りは5時間かかる予定だ。途中高速道路のサービスエリアみたいなところによる。売店で買い物しよう。
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売店風景。飲み物や惣菜がいろいろ売られている。
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整然と陳列されたジュース。
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日本では見たことがない不思議な飲み物がある。
写真左は見慣れたミネラル・ウォーターだが、右の2つは単なるヴォルヴィックではない。果物のフレーバーと砂糖が添加されたほんのりフルーティな水。ほどよい按配で私は気に入ってしまった。(後日記2012.8.31:その数年後、日本にもフレーヴァーウォーターが入ってきました。エビアンなどフランス産のほか、国産製品も販売されるようになっています。)
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この他、フランスのポテトチップスも買い込んでバスのなかで試食。プレーンの塩味で、味付けは日本のよりも濃い。


パリに戻ったのは夜8時。おなかもぺこぺこである。


最初、狙っていた、カフェ・ド・ラ・ペ(CAFE DE LA PAIX)に入ってみたが混んでいて、予約していない我々に対して、1時間待てば席に通す、と言われた。空腹でそんなに待てないので、下の写真の店に向かった。CAFE BAR ROYAL OPERA
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この店先では、牡蠣職人が生牡蠣の殻をむいている。
この時期、海の幸のプラトーを是非食べるべしと大薗さんからも聞いていたので、今夜は海鮮三昧といこう!

牡蛎職人が見せてくれた日本語メニュー。プレスティージュ48.5ユーロを注文して2人で食べることにした。
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ちなみにこちらがフランス語のメニュー。
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最初に、シャンピニオンのサラダを注文。
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バルサミコ風の酸味があるソースが美味い。きのこたっぷりとインゲン、トマト。
新鮮なマッシュルームの風味が私好みだ。


そしていよいよ、メイン。これが海の幸のプラトーだ。
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生牡蠣が2種類。長い殻のと丸っこい殻のがある。どっちも美味い!日本の牡蛎と違う風味で、こちらの方がシャブリとの相性がイイ!この牡蛎、かなり気に入った。

他にラングスティーヌ(海老)はわりとあっさりした身でそのままではほとんど味がしないのでマヨネーズソースを付けて食べるのがいいようだ。

そして赤いカニ。これはめちゃすごい。中にぎっしりミソが詰まっていて、言葉を忘れてもくもくと食いついてしまう。足の中の身もたっぷり。絶賛のディナーであった。


ワインはシャブリ・プルミエ・クリュ・レ・フルショーム。作り手はラロシュ。
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海鮮で満腹になったシメはやはりデザート。

こんがり焼かれたクリームブリュレ。
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ヌガーグラッセ。
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この店には我々以外にも2組の日本人客がいて、みんなこの海鮮盛り合わせを楽しんでいた。
料理を運んでくるおばちゃんの威勢がよくて、とても楽しめる雰囲気だった。
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今日もまた美味しいものに満たされた1日だった。
あと2日で帰らねばならないのが残念。
明日はベルサイユ宮殿やエッフェル塔、最終日はオペラ座に行こう。



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Posted by Winedays at 23:28│Comments(0)フランス
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